はあ……マリア・キャンベルちゃん……
全世界1億人の萌豚のみなさんはもちろん「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」第5話をご覧になられたことと思います。
ソフィア・アスカルトちゃん一本で行くと心に決めた矢先にこれだから困る。
一刻もはやく破滅ルートを回避してマリアちゃんソフィアちゃん同時攻略ルートに突入してほしい。乙女のルートはひとつじゃないので。
メアリちゃんも好きですよ。
ルートといえば最近PS4のDetroit: Become Humanをクリアしました。
前にスパイダーマンのゲームを買ったという話をしたんだけど、セールだったので他にも適当に何本かソフト買ってました。 その中の一本。
クリアといってもとりあえずやっと一周したところ。
こういうタイプのゲームやるのは初めてだったけど面白かった。
内容としては、人間そっくりのアンドロイドが普及しているブレードランナー的世界観のデトロイトを舞台にしたSFアドベンチャーゲーム。
プレイヤーが操作するのは三人の自我が芽生えたアンドロイドで、別々に進行していくそれぞれの物語がだんだんと合流していく。こういうのたまらなく好き。
基本的にプレイヤーは選択肢を選んでいくだけなんだけど、その選択によってストーリーが全然違う方向へ分岐していくので毎回めちゃめちゃ悩む。
選べ!!
なにしろ優柔不断な男なのでその場その場のフィーリングで突き進んだらめちゃめちゃな展開になってしまった。
個人的に一番好きだったのが、アンドロイド捜査官コナーとアンドロイド嫌いの刑事ハンクのコンビ。
事件を捜査していくうちに、最初は敵対的だったハンクとだんだん打ち解けていく流れがベタだけど良い。
なんとか友情エンドに持って行きたかったんだけど、終盤で選択肢ミスったせいで決裂して終わってしまって悲しい。
ていうかエンディングに辿り着くまでにコナーが3回も死んだ。
アンドロイドの反乱を指揮するマーカスのストーリーも面白かった。
なんといっても女の子が可哀想な目に遭うところなんて絶対見たくない博愛主義萌豚で通している僕なので、今回はガンジーばりに非暴力不服従を貫いた。そしたら蜂の巣にされた。
でも最後はかろうじてアメリカ政府と和解できたので、グッドエンドではないかもしれないけど三人の中では一番マシなエンディングを迎えられたと思う。
徹底抗戦ルートを選んでたらどういう展開になってたのかも気になる。
逆に大失敗だったのがカーラのストーリー。
家事アンドロイドのカーラが父親からDVを受けている少女アリスを連れて逃避行するといういかにもオタク好みの展開なんだけど、なんか色々選択肢を間違えた気がする。
アリスはなかなか懐いてくれないし国境越えのバスにも乗れないし最後は全滅するしで散々だった。
ちなみにカーラは髪の毛の色を選択できるんだけど当然銀髪にした。理由はもちろんお分かりですね。
一周目はあんまりうまくいかなかったけど、登場人物たちの運命がどうなるのかハラハラしっぱなしだったし、ちょっとしたアクション要素もあったりして、映画見てるみたいですごい楽しかった。
チャプター毎に世界中のプレイヤーがどの選択肢を選んだかのパーセンテージが見られるんだけど、自分が少数派なのか多数派なのかとかを見比べたりできて面白い。
フローチャート見た感じマジで無限に分岐があるっぽいので他のルートも見てみたい。でもさすがに全部回収する気力はない。
いざもう一回やるとなるとめんどくさくなっちゃうんだよね。
バンダースナッチもいつかリベンジしなきゃなとは思ってるんですけど。
せっかくなので最後にぼくの好きな人工知能たちを紹介します。
- J.A.R.V.I.S.(アイアンマン他)
- HAL9000(2001年宇宙の旅)
- TARS(インターステラー)
- ガーティ(月に囚われた男)
- K-2SO(ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー)
- アーサー(パッセンジャー)
- アイラちゃん(プラスティック・メモリーズ)
J.A.R.V.I.S.(アイアンマン他)
トニー・スタークを公私に渡って支えるスーパーアシスタント。
優秀なだけでなくジョークもこなすお茶目さが魅力だったのに、ヴィジョンとかいう誰も好きじゃないトマトみたいな奴に取って代わられたのマジで許せん。
F.R.I.D.A.Y.も嫌いじゃないけどやっぱり今でも恋しい。
HAL9000(2001年宇宙の旅)
ポッドベイのドアを開けてくれ、HAL!
たぶん世界で一番有名な人工知能。
無骨な赤ランプだけのデザインなのにキャラクター性を感じさせるのがすごい。
この映画自体わけわからないシーンが多すぎて相対的にHALの反乱パートが一番面白くなっちゃってるところはある。
SiriにHAL9000の話題振ると不機嫌そうになるの好き。
TARS(インターステラー)
主人公クーパーと共に人類の新天地を探す旅に出るロボットのパートナー。
何と言ってもこのフォルムが最高にイカしてる。セリフもウィットに富んでいて面白い。
明らかにHALを意識した裏切りオーラ全開のキャラだったのに結果ただの良い奴というギャップが好き。
相方のCASEは微妙に影が薄い。
ガーティ(月に囚われた男)
ルナ産業に雇われ、月面でたったひとりで働いている主人公サムの唯一の話し相手。
レールに沿って動く物々しい機械なのにスマホの絵文字みたいなイラストで感情表現するのが可愛い。
何かを隠している様子だったりCV:ケヴィン・スペイシーだったりとにかく胡散臭いんだけどその真意は……。
すごく魅力的なキャラなので見たことない人はぜひ自分で確認してみてほしい。
K-2SO(ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー)
デス・スターの設計図奪取を目指すアウトロー集団「ローグ・ワン」の一員でキャシアンの相棒。
鹵獲した帝国軍のドロイドを改造したという設定なので見た目はまんま敵なのが良い。
C-3POともまた一味違った失礼千万な口の利き方がクセになる。
全体的にダークな雰囲気のこの映画にユーモアを加えてくれるお気に入りのキャラ。
アーサー(パッセンジャー)
人類移住を目的とした大型宇宙船アヴァロン号に設置されているバーテンダーのアンドロイド。
5000人の乗客の中でただひとり90年も早く冷凍睡眠から目覚めてしまったジムの話し相手になってくれる。
パッセンジャーはツッコミどころも多い作品なんだけどこのアーサーのキャラはなかなかいい。
なんかこうして見ると『シャイニング』に出てきそう。
アイラちゃん(プラスティック・メモリーズ)
内容なにもかも忘れたけどアイラちゃんの可愛さだけは覚えているので。
◯
Detroitでモチベーション高まってきたのでまたブレードランナー見返してました。
今までファイナルカット版しか見たことなかったので今回はじめて劇場公開版を見たんだけど、主人公のモノローグが付いててめちゃめちゃわかりやすくなってた。
デッカードの背景も現在の状況もラストシーンの意味も全部解説してくれる。これはかなり印象変わりますね。
ただまあ確かに想像の余地を狭めるという意味では野暮といえば野暮なのかもしれない。
イントロダクションでリドリー・スコット監督が「私は気に入ってないが…」ってわざわざ前置きしてて面白かった。
続編の2049も名作なので未見の方はチェックしてみてください。
お前たち人間には信じられないようなものを私は見てきた。少食そうなのに万々歳の料理を完食する環いろはちゃん。ブレブレの写真しか撮れなかったのに最後にはピントを合わせられるようになった猪瀬舞ちゃん。そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。来期アニメが始まる時が来た。
— しあ (@123sheer) 2020年3月28日
学戦都市アスタリスクのリムシィちゃんが徐々に感情芽生えて装備パージするの恥ずかしがるようになるの最高ですよね。
(おわり)