はあ……相も変わらずに東奔西走ちゃん……
👑TOKYO MX・BS11でご覧の皆様、ご視聴ありがとうございました🐍
— 「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」TVアニメ公式 (@hamehura) 2020年6月13日
第11話いかがでしたでしょうか❓
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全世界1000億人の萌豚のみなさんはもちろん「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」第11話をご覧になられたことと思います。
こんな良いアニメある????
前世のつながりが現世の自分を救う展開マジで泣いちゃう。
ブヒと笑いだけじゃなく感動まであるってズルじゃん。
だれか早くなろうアニメの快進撃を止めてくれ。
カタリナちゃんとメアリちゃんとソフィアちゃんとマリアちゃんの四人で永遠に幸せに暮らしてほしい。
そして女の子四人が永遠に幸せに暮らしてほしい作品といえば……
『ストーリー・オブ・マイライフ』!!
もともとは3月に上映される予定でしたが、なんだかんだで今月ようやく公開。
一世紀ぶりに映画館行ったからチケットの買いかた完全に忘れてしまった。
この映画は小説「若草物語」の何度目かの実写化作品で、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグが監督を務めています。
原作は読んだことないのですが、もともとこの手のジャンルの作品が好きだということと、好きな役者がたくさん出ているということもあって楽しみにしていました。
なにしろ主演の四姉妹のキャストが豪華。
というか姉妹という単語だけでわくわくしちゃう。萌豚なので。
3>5>2>4>1
非常に良い作品だったので、今回はまだご覧になっていない方のために中野家の五つ子ならぬマーチ家の四姉妹を紹介します。
長女 メグ(エマ・ワトソン)
家族を支えるしっかり者の長女・メグ。貧しい家庭にコンプレックスを感じており、豊かな生活に憧れています。
時は19世紀、家族を守るために女性は有利な結婚をしなくてはならないのですが、財産のない男性に恋をしてしまい思い悩むことに。
そんなメグを演じるのはみんな大好きエマ・ワトソン。『賢者の石』からずっと可愛いままなのすごい。
次女 ジョー(シアーシャ・ローナン)
本作の主人公である次女・ジョーは、結婚することでしか身を立てられない女性の立場に不満を抱き、作家として成功することを夢見る少女。「若草物語」の著者であるルイーザ・メイ・オルコット本人がモデルとなっています。
南北戦争の時代には当然「小説家になろう」は存在しないので、紙とペンだけを頼りに、男性優位の不当な社会に戦いを挑みます。よーし、やるぞー!(アルテ)
主演を務めるのはぼくのイチオシ女優シアーシャ・ローナン。
なんといっても名前がいいよね。
123sheerとシアーシャ・ローナンは特に関係ないです
— しあ (@123sheer) 2017年7月11日
いわゆるカワイイ系の顔とはちょっと違うんだけど、不思議な存在感があって目が離せない。
『レディ・バード』では社会に反発する思春期の女の子を好演していたシアーシャちゃんですが、自身の抱える不満に対してまっすぐにぶつかっていく反骨精神は両作ともに通じるところがあります。
三女 ベス(エリザ・スカンレン)
病弱でピアノが得意な三女のベスは、姉妹のなかでもっとも心優しく、しばしば衝突する家族をつなぎとめてくれる存在です。
亡き娘の遺したピアノを通じて、隣に住むローレンス老人と仲良くなっていきます。
ベスとおじいちゃんの年齢を超えた友情がめちゃめちゃ良い。
そして、彼女の病気が家族の運命を大きく変えていくことになります。
オタクは病弱な女の子が大好き。
四女 エイミー(フローレンス・ピュー)
絵を描くのが大好きでちょっとわがままな末っ子のエイミーは、姉のジョーとなにかと対立します。
本作のエイミーは準主人公といった扱いで、成り上がるために裕福な男性との結婚を狙っていますが、その本心は揺れています。
エイミーを演じるのは今年公開された異色のホラー映画『ミッドサマー』で注目を集めたフローレンス・ピュー。劇中で花飾りをかぶってるシーンがあってちょっと笑ってしまった。
そしてそんな四姉妹の前に現れる青年がセオドア・ローレンス、通称ローリーです。
演じるのはティモシー・シャラメ。『レディ・バード』でもシアーシャ・ローナンと共演しており、絶妙にいけ好かないイケメン少年・カイルを見事に演じていました。
ちょっと鼻につく二枚目の役やらせたらティモシー・シャラメの右に出る人いないと思う。
でもローリーは良いやつなんです。
突然現れたローリーに最初こそ警戒していた姉妹たちですが、いつしか仲良しに。
「ローレンスくん?」
「テディ!起きなさいよ!」
「ローレンス〜!」
「ローリーさーん!」
「ローリーくん起きて?」
とばかりに気の置けない関係になっていきます。
このローリーとの関係や姉妹それぞれの夢がどのように変化していき、どうやってそれに向き合っていくのか。そこが本作の見どころです。
ちなみに四姉妹の父親役としてボブ・オデンカークも出演してるので『ベター・コール・ソウル』のファンも必見。
「ソウル・グッドマンと一緒にあなたも小説家になろう!」
ついでに、これまでの映画化作品も気になったので見てみました。
『若草物語』(1949)
見たなかで一番古いやつ。アマゾンプライムで見られます。
ほかの作品と比べてもジョーのキャラがすば抜けて濃い。
ジョーは口が悪いので"Christopher Columbus!!"(おったまげた!)っていう意味不明の口癖を繰り出しては周りにたしなめられるというお決まりの流れがあるんだけど、ジョーを演じたほかの女優たちではお淑やかさが勝っちゃってこのお転婆さというかガサツさは真似できないと思う。
(ちなみにこの口癖は今回の映画でもシアーシャちゃんが一度さりげなく言ってるので注意して聞いてみてください)
あと長女メグ役のジャネット・リーが美人。いままでシャワールームで殺されるだけの人って思っててごめんなさい。
少女時代のキラキラした感じを一番美しく描いており、三女ベスとローレンス老人の絆をもっとも強く感じたのもこのバージョンだった。
一方、大人時代の描写はやや駆け足な印象で、終盤の展開に唐突さを感じてしまったのがちょっぴり残念。
『若草物語』(1994)
比較的新しめ(?)のやつ。
原作は知らないけど、たぶん一番忠実に作られてるんじゃないかと感じた。前半と後半のバランスも良い。
ウィノナ・ライダー、キルスティン・ダンスト、クレア・デインズ、クリスチャン・ベールなどそうそうたる面子が揃っていてテンション上がる。
ジョーを演じる若かりしウィノナ・ライダーが可愛い。これまで『ブラック・スワン』とか『ストレンジャー・シングス』ぐらいでしか見たことがなくて、完全にヒステリー起こすアブない人というイメージで固まっちゃってたのでびっくりした。あとキーラ・ナイトレイにめちゃめちゃ似てるのもびっくりした。
後半で出てくるベア教授とのくだりはこのバージョンが一番丁寧で良い。
『若草物語』(2018)
かなり新しいやつ。設定はそのままに、舞台を現代に移しているのが特徴。
舞踏会がプロムになってたりふつうにスマホとかが出てきたりするので面白い。
このバージョンでは三女のベスにかなりフォーカスを当てていて、ジョーとベスの姉妹愛をじっくり描いていたのがよかった。
時代が変わっても根底にあるテーマは変わらないのがすごい。
これもプライムビデオで見れます。
こうして見比べてみるとそれぞれのカラーやテーマ性の違いが見えてきて面白い。
女性の立場の描きかたも変化してきていて、古い作品ではなんだかんだ結婚するのが女の幸せという文脈なんだけど、時代を経るにつれて批判的な視点も取り入れられていくのが興味深い。
あと今回の『ストーリー・オブ・マイライフ』ですごい!と思ったところが時系列のシャッフルの巧みさ。
これまでの作品では少女時代から大人時代にかけて順序立てて描かれてきたんだけど、今作では過去と現在という形で上手にミックスしている。
その繋げかたが面白くて、終盤ではこのシーンをこんな風に繋げるのか!って感心してしまった。
まだ見てない人はもちろん、もう見たという人もぜひ過去の作品と見比べてみてもらいたいです。
原作も読んでみたい。
◯
シアーシャ・ローナン好きとか言ってるわりに出てる映画あんまり見たことがないことに気づいたので帰りに何本か借りてきました。
ちょっとずつでいいから新作映画もまた見られるようになったら嬉しいですね。
五等分の花嫁のコミック途中までしか持ってないけどツイッターに流れてくる画像だけ見て最後まで読んだつもりになってる。
(おわり)