2020年映画まとめ【3〜6月編】

 

かぐや様は告らせたい2期もとうとう終わっちゃいましたね。

生徒会で写真撮る回めちゃめちゃ好きだったから最終回に持ってきてくれて嬉しい。

10巻の表紙とリンクしてるところがまたいいんですよね。

こうなったら三期も作ってもらってどんどんDV彼氏に依存するダメ女になっていく伊井野ミコちゃんを見たい。

 

 

春アニメが次々に終わりを迎える一方で映画はちょっとずつ再開してきました。

というわけで今回は、3月にまとめられなかった分も合わせてじつに4ヶ月ぶりの映画まとめコーナーです。 

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『ジュディ 虹の彼方に』(Judy)

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オズの魔法使』で大人気を博したかつての名女優ジュディ・ガーランドの晩年の姿を描いたアカデミー主演女優賞受賞作品。

以前に一度紹介記事を書いたのですが、やっぱりジュディを演じるレネー・ゼルウィガーの存在感がスゴい。晩年の落ちぶれたジュディは見てて痛々しく感じる場面もあるんだけど、気の毒な彼女を憐れむ映画ではなく、最後までプライドを貫いた彼女の雄姿に勇気をもらえる作品になっているのがイイ。

そのまま見ても楽しめるとは思うけど、事前に『オズの魔法使』を見てから鑑賞するのがオススメ。ラストの"Over  The Rainbow"がよりグッときます。

評価:7/10 

Over The Rainbow

Over The Rainbow

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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)

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DCEUの最新作は、ジョーカーの元恋人ハーレイ・クインを主役に据えた"悪カワ"ヴィラン映画。

最近のDC作品は「今までのはなんだったんだ?」ってくらい全部面白い。

スーサイド・スクワッド』の派生作品だけどほとんど繋がりはないので見てなくても大丈夫。というか見ないほうがいいです。

TOHOシネマズの予告で「去年大ヒットしたあのジョーカーと別れ…」ってホアキン・フェニックスのほうのジョーカー引き合いに出してたけどあれちょっと詐欺広告っぽいよね。

スーサイド・スクワッド』の一番の問題点は、悪役を集めたのにもかかわらずやってることがヒーロー映画とちっとも変わらないというところにあったんだけど、その点今作はしっかりヴィランとしてのブラックさを残しつつチームのキャラクターそれぞれの魅力も描けていたのがよかった。

なにより主演のマーゴット・ロビーに華があるので見ててつまらないわけがない。対立するユアン・マクレガーもなんか活き活きしてて面白かった。

ジャレッド・レトのジョーカーもういないものみたいに扱われててかわいそう。

評価:8/10

 

 

『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(The Death and Life of John F. Donovan)

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彼はなぜ死んだのかーー。

たかが世界の終わり』のグザヴィエ・ドラン監督最新作。

人気絶頂の最中で死を遂げたスター俳優ジョン・F・ドノヴァンの秘密が、かつて彼と文通をしていた少年の回想を通して語られていくというストーリー。

ドラン映画でははじめての英語作品ということで、ナタリー・ポートマンキャシー・ベイツスーザン・サランドンマイケル・ガンボンなど有名俳優が揃い踏み。

そして謎多きジョン・F・ドノヴァンを演じるのが『ゲーム・オブ・スローンズ』でおなじみキット・ハリントン

GoTを見たことのある人ならおわかりのとおり、TVドラマで一躍大スターになったこのジョン・F・ドノヴァンという役柄が、ジョン・スノウ役でヒットしたキット・ハリントンそのものなのが面白い。名前も同じジョンだし。

それからジョン・スノウと並んでこの映画のもうひとりのお目当てだったのがジェイコブ・トレンブレイ

ぼくはふだん映画見てても役者の演技の良し悪しなんてさっぱり分からないんだけど、トレンブレイくんに関しては見るたびにこの子めちゃめちゃスゴいな…って心底感激してしまう。『ルーム』も『ワンダー』も超良い映画なのでぜひ見てほしい。

あらすじを見た感じジョンの死の真相に迫るサスペンスっぽく見えるけど、そういう要素はほとんどなくて、ジョンと少年それぞれの親子愛を描くヒューマンドラマ的な側面の強い作品だった。

前作と比べるとセリフで説明しすぎちゃう部分とかちょっと陳腐に感じる演出とか気になった部分もあるにはあったけど、雰囲気が好きだったし好きな役者をたくさん見られたのでよかった。

独特のカラーが売りの監督なので、ほかの作品ももっとチェックしてみたい。

評価:6/10

Bitter Sweet Symphony

Bitter Sweet Symphony

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主題歌に使われてた曲カッコよかった

 

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(Little Women)

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シアーシャ・ローナンが出演する映画は名作。

すでに前の記事でさんざん熱弁してしまったのでもうあんまり書くことがないけど、若草物語という古典を現代の新しい解釈で描いた斬新で面白い作品だった。

どういう経緯でこの邦題になったのかはよくわかんないけど個人的には嫌いじゃない。

監督のグレタ・ガーウィグは『レディ・バード』でも若い女性のリアルな人間性を上手に描いていたけれど、本作でもその魅力がしっかり落とし込まれていた。

キャストとか映像とか衣装とか全部が綺麗で見てるだけで楽しい。

みんな見たほうがいいよ。

評価:9/10

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『ドクター・ドリトル』(Dolittle)

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ロバート・ダウニーJr.がアイアンマンからミスター・ドクターに転身。

児童文学のドリトル先生シリーズはいっさい触れたことがなかったので"初ドリトル"だったんだけど、大人も子どもも楽しめる良いエンタメ映画だった。

藤原啓治さんの遺作ということもあって吹替で見たんだけど、アニメでもよく見るような声優がめちゃめちゃいっぱい出てて面白かった。花澤香菜のキリンと沢城みゆきのキツネのコンビ好き。

まああくまで子ども向けなのでストーリーはあってないようなものなんだけど、ドリトル先生と動物たちのキャラクターが立ってるので掛け合いとかの面白さで飽きずに見ていられる。

ただ助手のスタビンズにはもうちょっと活躍や成長の場を与えてもよかったんじゃないかなあとは思う。最後までただいるだけのキャラになってしまっている気がした。

あとあんまり出番多くなかったけどレディ・ローズちゃんが超可愛かったのでもっと見たかった。

評価:8/10

 

エジソンズ・ゲーム』(The Current War)

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19世紀、電力の供給権を巡る天才発明家エジソンとカリスマ実業家ウェスティングハウスの対立を描いた伝記映画。電気だけに。

ベネディクト・カンバーバッチ最新作!って触れ込みだけどアメリカでは三年前に公開されてるので『インフィニティ・ウォー』なんかよりも前の作品なんですね。

カンバーバッチ毎回こんな感じの役柄だけどやっぱりイイ。鼻持ちならない天才を演じさせたら右に出る者いないと思う。

ニコラス・ホルトだったりトム・ホランドだったり脇を固めるキャストは豪華だし直流VS交流の対立関係とかの設定も面白くて「本当にこんなことがあったんだ」ってすごく興味深かったんだけど、ストーリー的にコレ!っていう見どころはあんまりなくてちょっぴり盛り上がりに欠けるような気がした。

でも人物の描きかたとか演出で面白いと感じる部分もあったし、エジソンウェスティングハウスのどっちが勝った!やった!っていう単純なお話ではなく、両者の単なる利権にとどまらないプライドのぶつかり合いや人間性を興味深く描いた見応えのある作品だったと思う。

評価:6/10

 

 

 

 

『デッド・ドント・ダイ』とか『グッド・ボーイズ』とか他にも気になってる作品はたくさんあったんだけど、全部は見れなかったのでひとまずはこのくらいにしておきました。

また延期したりとかもあるかもしれないけど見れる範囲でまた映画を見ていきたい。

夏アニメも間もなく始まっちゃいますね。俺は新しいクールがなによりも怖いのでまだ一本も調べていない。

 

あと1月から今回まででほぼ半年のあいだ毎週ブログ更新できたのマジで偉い。内容はともかく。

なにしろアニメの視聴ですら2クール目に入るとサボりがちになっちゃう男なのでこれはすごいことですよ。

alu.jp

 

 

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▲この前たまたま開いたら龍ヶ嬢七々々じゃん!ってテンション上がってスクショ撮ったやつ

 

まあぼくは壱級天災ちゃんなんですけどね。

 

(おわり)