今年の2月に新しいテレビとHDDを買ったんだけど100時間くらいあったはずの容量がもう10時間も残ってない。
深夜アニメや映画はもちろんのこと、バラエティ番組もけっこう好きで世界まる見え!テレビ特捜部なんかも毎週欠かさず録画してるのであっという間に容量いっぱいになってしまう。
ミーシャちゃんやカエデちゃんでブヒブヒしつつ、せっかく登録したスターチャンネルEXのほうも先週に引き続きガンガン活用していきたいところ。
今週見たのはHBO製作のドラマ『ウォッチメン』。最近は本当にHBO一強ですね。
アメコミ『ウォッチメン』の未来の世界を描いた全9話のリミテッド・シリーズ。
最近流行りのちょっとブラックなヒーロー物なのですが、これがめちゃくちゃ面白かった。
『ウォッチメン』はスーパーヒーローが登場したことによって歴史が分岐した1985年のアメリカを舞台としたアメコミ作品。リアリティーを追求した作風で人気を博し、2009年には映画化もされています。
作品世界では超人ヒーロードクター・マンハッタンの出現によってアメリカがベトナム戦争に圧勝し、米ソ冷戦が激化しているという設定。
このドクター・マンハッタン、アベンジャーズが束になっても敵わないぐらい超強い。
時間も物理法則も完全に超越しているので、同時に複数の場所に存在できるし過去や未来という概念がない。
暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴードとどちらが上なのか全米で議論が巻き起こっているとのこと。
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今回のドラマは、そんな冷戦の危機を乗り越えた34年後の2019年が舞台。
時代は移り変わり、核戦争に代わって人種問題が社会の焦点に。
台頭する過激派レイシスト集団「第七騎兵隊」と警察・ヒーローの攻防が描かれます。
第七騎兵隊はKKKの発展形である白人至上主義団体。黒人や警官を狙ったテロ攻撃を繰り返しており、「ウォッチメン」の一員であったロールシャッハのマスクで素顔を隠しています。
さらに、騎兵隊と対峙する警察官も、身元を特定されないためにマスクの着用を義務付けられています。
2019年の作品ですが、奇しくも世相を反映した世界観になっているのが面白い。
舞台となるオクラホマ州の都市タルサは1920年代にレイシストによる非道極まりない黒人虐殺事件が起こった街。この事件はドラマのストーリーにも密接に関わってきます。
これはサルサちゃん
そんなタルサでの人種差別の歴史をヒーローの誕生譚と組み合わせて描いた第6話が個人的には一番アツかった。現在と過去を繋ぎ合わせる演出がとにかくすごい。
そしてこのドラマ、なんといってもキャラクターがみんな魅力的。
個人的にお気に入りのキャラはルッキングラス。
タルサ警察の一員で、他人の嘘を見破る特技を持っています。
話が進んでいくとシルバーのマスクを外さない理由も明らかになります。どうやって前を見ているのかは最後まで明らかになりません。
それから旦那様と呼ばれる謎の人物。こいつが最高。
ウォッチメンをご存知の方なら彼の正体にすぐにピンと来るはず。そうあの人です。
真面目な事件捜査パートと並行して彼の日常が描かれるのですが、こいつのパートだけ文字どおり完全にブッ飛んでて面白い。
最初は全然関係ないように思えるそれぞれのエピソードが終盤で一気に結びつくのがめちゃめちゃ気持ちいい。
ラストは最初の展開からは全然予想もできなかったところに向かっていく。
原作の続き物ではあるのですが、過去の話については劇中でも説明があるので知らなくても十分楽しめるようになっています。
ぼくも原作は知らなかったけどすっかりハマっちゃいました。
ただ、映画版は見ておいたほうがキャラクターや世界観がわかりやすくなっていいかも。
原作とはオチが違うのですが、そのへんもドラマを見てればわかるので大丈夫です。
やっぱりロールシャッハがカッコいいのでこちらもチェックしてもらいたい。
スターチャンネルEX、『ダーク・マテリアルズ』に続いて超良いドラマを2本も見れたのでかなり満足。
みなさんもぜひ99円で登録してくださいね。ぼくは定価で払いましたけど。
でも今はお金さえ払えばこうして配信で好きなだけドラマやアニメを見れるのが本当にありがたい。
海外ドラマ見始めた頃はまだ配信サービスもぜんぜん充実してなかったのでいちいちレンタルしに行かなかきゃならないのが大変だった。
近くのTSUTAYAで途中の巻だけ欠品しててわざわざ電車に乗って隣町まで借りに行ったりしてたのも懐かしい。
Huluでも長らくレンタルでしか視聴する手段のなかった『デクスター』の配信が始まりましたね。
あらすじもうちょっと書くことあるだろ。
『デクスター』はぼくの好きな海外ドラマTOP3に入る作品。
マイアミ警察の鑑識デクスター・モーガンが、表で事件を捜査しつつ裏で野放しになっている凶悪犯を次々に殺害していく話。
このドラマの面白いところは、主人公のデクスターが正義感や倫理観など一切持たない本物のサイコキラーだということ。
設定だけ見ると天が裁けぬその悪を闇の中で始末する。我等全員、殺し屋稼業。的なダークヒーローを想像してしまいそうですが、デクスターは自分の殺人欲求を満たせさえすれば誰を殺そうが別に関係ありません。
そんなデクスターが悪人だけを手にかけるのは、義父のハリーに教え込まれた「ハリーの掟」を忠実に守っているから。
警官であるハリーはデクスターの衝動を止めることが不可能だと知ると、精神病院に送り込む代わりに殺人のノウハウを叩き込みます。どうせ止められないなら、その殺人欲求を法で裁けない悪人を始末するために利用しようと考えたのです。
そんなデクスターが、プライベートでは殺人欲求を満たしつつ、仕事では兄さん大好き義妹のデボラと共に次々現れるシリアルキラーを追いかけるというブラックコメディ入りのサスペンスドラマです。
殺人鬼なんだけど、仕事と趣味を両立させようと一生懸命がんばるデクスターの姿を見てるとついつい応援したくなっちゃう。
ワークライフバランスに悩む現代人にぜひ見てもらいたい。
ちなみに原作小説もあるんだけどドラマとはまた違った展開になっていて面白い。
ただデクスターのモノローグが詩的すぎてちょくちょく何言ってるのかわからない場面があるのが難点。
吉良吉影とか好きな人にもこのドラマはオススメしたい。そういえば荒木先生も自身の著書でデクスターの話してました。
ちなみに荒木先生が一番好きなサスペンス映画は『ヒート』らしいです。
◯
最近はアニメも配信でいつでも見れるようになったので、以前のように熱心にリアルタイムで見たり録画したりといった努力をあんまりしなくなってしまった。
でもやっぱり配信だと一週間遅れになったりすることも多いし、録画のほうがパッと再生できて便利なのは確か。
あと、なんと言っても配信だとふざけた提供や奇怪な番宣CMが見られなくなってしまうのが寂しい。
将来的にディスク媒体が廃れてしまったとしてもアニメの女の子がBlu-ray宣伝する文化だけは生き残ってほしいね。
「兄さんの活躍の全てが記録されたBlu-rayとDVDが発売するって本当ですか?」
— しあ (@123sheer) 2016年8月10日
「Yes. 豪華特典が満載です」
Amazonでウォッチメンのコミック注文しちゃった。はやく原作派の顔つきになりたい。
(おわり)