というわけでクリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET』めちゃめちゃ楽しみになってきましたね。
予告編貼ったもののちゃんと見てないのでどんな内容かはまったく知らない。
最初から絶対に見ると決めてる映画の予告編はなるべく見ないというのが自分ルール。
アニメの原作を放送中に買わないのと同じで、内容を知っちゃうとはじめて見たときの新鮮味が薄れてしまうのがもったいなく感じちゃうんだよね。
まちカドまぞくも二期やるって知ってたら原作読むのもうちょっと我慢しても良かったのかもしれない。
なんてことを言いつつすでに放課後ていぼう日誌と魔王学院の原作がめちゃめちゃ欲しくなってる。
エグゼロスも話は全然おもんないんだけど原作の絵が可愛すぎて買うかどうか悩んでます。
アニメは天空寺宙ちゃんを出し渋りすぎだろ。
(おわり)
◯
ノーラン映画、全部好きだけどやっぱり『メメント』がダントツで好き。人生で見た映画の中でもベスト3に入る面白さ。
次点で『インセプション』、三番目が『インターステラー』かな。他作品とはちょっと毛色が違うけど『インソムニア』もかなり面白いのでイチオシ。
どれも前知識なしでいきなり見ても楽しめる娯楽大作ばかりなので、ふだんあまり映画を見ないという人でも気になる作品があったら是非チェックしてみてください。
ダンケルク(Dunkirk)
2017年に公開された、ノーラン作品では一番新しい映画。
第二次世界大戦におけるダンケルクの撤退を題材にした映画なんだけど、面白いのは陸・海・空それぞれのストーリーを異なる時間軸で描いているところ。
これといった主人公がいるわけではなく、俯瞰的な目線で戦場の過酷さを見られるのが興味深い。
ただ、爆弾が破裂してもいっさい血が出ることもなく人がポーンと吹っ飛ぶだけなのは違和感がすごい。レーティングの都合だと思うけど、グロテスクな描写を排除したせいでせっかくこの映画で描こうとしていた戦争の悲惨さが薄れちゃうのはちょっと残念。
でも音楽も相まって緊張感は抜群だし、『ブリッジ・オブ・スパイ』でオスカーに輝いたマーク・ライランスのキャラが良い味出しててカッコいいので見どころも多くてオススメ。
ダンケルクに出てくるエンジン音だけで戦闘機の種類判別できるおじさんならM・A・Oの声も聴き分けられそう
— しあ (@123sheer) 2018年6月16日
インターステラー(Interstellar)
地球が滅亡の危機にある近未来、人類が生存可能な惑星を求めて果てしない銀河を冒険するSF超大作。
ノーラン監督が「放課後のプレアデス」と「ステラのまほう」に感銘を受けて製作されたともっぱらの噂の本作は、ついでにスタンリー・キューブリックの影響も多少受けているらしく、随所に『2001年宇宙の旅』を思わせる演出が見られるのが特徴。
スペクタクルな映像は言わずもがな、ストーリーから世界観まで何もかもが壮大すぎて見終わった後はなんかスゴい映画見たな…という気分になれるのが良い。
とはいえ、お堅いSFに終始しているわけではなく、一貫して宇宙を旅する父親と地球で帰りを待つ娘とのあいだの親子の絆を描いた話になっているところが個人的にすごく好き。
これから見る人はマット・デイモンの大活躍に期待してください。
インセプション(Inception)
渡辺謙が何もしない映画は名作。
他人の夢の中に潜り込んで情報を盗み取るスパイたちが、逆に他人の頭にアイディアを植え付けるミッション「インセプション」に挑戦するSF映画。
『インターステラー』に負けず劣らず映像がものすごい作品だけど、それ以上に「夢の世界」の設定が練られていて超面白い。
何層にも重なりあった夢の世界の構造だったり、現実では実現不可能な動きや演出だったりと、ややこしいんだけど見てるだけでとにかくワクワクする。
色々と突っ込みどころはあるものの、それを感じさせない勢いと盛り上がりがあって誰でも楽しめるエンタメ作品になっているのが良い。
原作の内容をあえて知った上でアニメを見る作戦のことミスター・チャールズって言うらしいよ。
夢の世界に潜っている最中は上層でキックを行うことによって覚醒するっていう設定のはずなのになんで最下層である第三階層の雪山にも爆弾を仕掛けたんですか?
— しあ (@123sheer) 2019年9月28日
→そこは引っかからなくていい
ダークナイト・トリロジー(Dark Knight Trilogy)
Share the light ダークナイト 真暗なナイトアンドデイ (sure sure)
ノーラン監督が初めてアメコミ映画に挑戦したバットマン三部作。
これまでのヒーロー映画とは一味ちがった重厚でダークな演出が反響を呼び、 わけても二作目『ダークナイト』に登場したジョーカーの鬼気迫る演技は、アカデミー助演男優賞にも輝いたほど。
個人的に『ライジング』は展開が大味すぎてちょっとイマイチかなとは思うものの、全体をとおして他のアメコミ映画にはない人間味あふれるキャラクターの描写やハードなアクションは見応え十分。
アメコミ映画はちょっと…という人もこの三部作は一見の価値アリです。
プレステージ(The Prestige)
宿命のライバルであるふたりのマジシャンの命とプライドをかけた奇術対決を描いたサスペンス映画。
腕は一流だが演出が今ひとつなボーデンと、実力はボーデンに劣るが演出が得意なアンジャーのバトルが次第に常軌を逸した熾烈なものになっていく展開は恐ろしくも面白い。
反則スレスレの大どんでん返しでも有名な作品なので、騙されたい!という方はもちろん、『グレイテスト・ショーマン』面白かった!という方や手品先輩が好き!という方にもぜひオススメ。
インソムニア(Insomnia)
白夜の田舎町でとある殺人事件を捜査することになった刑事が、ある衝撃的な出来事をきっかけに不眠症(insomnia)に陥ってしまうサスペンス。
リメイク作品ということもあり他の作品と比べてノーラン監督のカラーは薄いものの、不眠症で少しずつ病んでいく主人公の姿や不気味な白夜の街並みが魅力的な作品。個人的にはかなり好き。
主演のアル・パチーノの狂気を感じさせる演技はもちろんのこと、コメディ作品で知られるロビン・ウィリアムズが珍しく悪人役を務めた点も注目ポイント。
夜に起きて昼も起きる そんな存在がいてもいい。
メメント(Memento)
"サミー・ジャンキスを忘れるな"
ノーランの二作目にして、その名前を一躍世界へ広めた代表作。最高に面白い。
とある事件のせいで10分間しか記憶を保てなくなった男が、妻を殺した犯人を見つけ出して復讐を果たそうとするサスペンス映画。
この映画のすごいところは、物語が逆さまに進んでいくという点。
つまり、いきなりラストシーンから映画が始まり、どんどん遡って最後には始まりの場面で映画が終わるのである。
とにかく見てもらわないことにはピンと来ないと思うんだけど、終盤に向かうにつれてすべての糸がつながっていく衝撃的な感覚はほかの映画ではけっして味わえない。
見たアニメの内容を端から忘れてしまう我々萌豚にとっても実に共感させられる部分の多い作品でもある。
俺の名は123sheer。銀髪妹が登場するアニメを探している。あのアニメを見た時のショックで1クール以上の記憶が続かなくなった。何かのアニメを見ていても三ヶ月後には見ていたことすら忘れている。そこで見るものすべてをツイートに残すことにした。このアカウントが、俺の記憶だ。
— しあ (@123sheer) 2019年5月24日
フォロウィング(Following)
記念すべきノーランの監督デビュー作。
作家志望の男が、作品のネタ探しのために街中で見かけた人を尾行するという一風変わった設定の映画。
『メメント』の原型のような作品であり、この映画でも時系列をシャッフルする手法が使われている。
軽い気持ちで始めた尾行のはずが、尾行相手に気づかれてしまい恐ろしい事件に巻き込まれていく…というドラマチックな展開と、タイムラインがつながっていく事で徐々に全容が明らかになっていくミステリ要素の融合が面白い。
フォロウィング中のアカウントのいいね欄はあんまり覗かない方がいいらしいね。
- ダンケルク(Dunkirk)
- インターステラー(Interstellar)
- インセプション(Inception)
- ダークナイト・トリロジー(Dark Knight Trilogy)
- プレステージ(The Prestige)
- インソムニア(Insomnia)
- メメント(Memento)
- フォロウィング(Following)
まちカドまぞく2期決定おめでとうございます!!!!!!!!!
\\\\\時は来た//////
— TVアニメ『まちカドまぞく』公式 (@machikado_staff) 2020年8月27日
皆さまの応援のおかげで、
『まちカドまぞく』TVアニメ第2期決定です!
引き続き第2期もお楽しみに😈✨
~▶︎ https://t.co/yhXjd9B9Uq…#まちカドまぞく pic.twitter.com/9QXGjLEftX
まちカドまぞくといえば、滅多に原作を買わないことで有名なこのぼくが全巻揃えるまでに至った数少ない作品のひとつなので素直に嬉しい。
アニメ化以降はよりストーリーの核心に迫った展開になってきて、夢の世界から出られなくなったシャミ子を桃が助けに行くというアツい展開もあってますます『インセプション』感が強まる。
インセプションといえば今月はとうとうノーラン監督の最新作『TENET』の公開日がやってくるのでダブルでおめでたい。延期にならなければの話ですが…。
クリストファー・ノーランといえば、いま世界でもっともネームバリューのある監督。
ふだんあまり映画を見ないという人でも、作品のタイトルくらいは聞いたことがあるという人は多いはず。
メジャーすぎるあまり一周回って映画通の人たちからは敬遠されたりすることもありますが、ぼくはどの作品も大好き。
今回はノーラン監督作品をまだ知らないという人のために、これまでのシリーズを公開順に振り返っていきたいと思います。
もしかしてこの話、前にもした?