荒垣玲ちゃん萌え萌えザムライ…
TVアニメ「体操ザムライ」ご視聴ありがとうございました。
— TVアニメ「体操ザムライ」公式 (@taiso_samurai) 2020年11月14日
第6話はいかがでしたでしょうか?
来週はまた新たな体操選手が登場いたします!
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突然ですがみなさんは2003年に公開されたトム・クルーズ主演の映画『ラスト サムライ』をご覧になられたことがあるでしょうか。
侍の時代が終わりつつある明治初頭が舞台のこの映画で、渡辺謙演じる反乱士族・勝元がこんなセリフを口にするシーンがあります。
"The perfect blossom is a rare thing. You could spend your life looking for one, and it would not be a wasted life. "
(完璧な桜は稀なものだ。それを探すために一生を費やしても、人生の無駄ではない)
トム・クルーズ演じるアメリカ人のオールグレンは、時代遅れと言われようと武士道の精神を貫く勝元に敬意を抱き、その言葉の意味を考えるのです。
そうか…
これ荒垣玲ちゃんのことを言ってたのか…。
俺も荒垣玲ちゃんという完璧なヒロインに出会うために生涯を費やして萌豚をやってきたのかもしれない。
魔女でブヒ々とか言ってる場合じゃなかった。
というわけで遅ればせながら「体操ザムライ」を見始めたのですが、本当に面白い。
戦国時代さながらの群雄割拠の名作秋アニメを押しのけ、一気にトップに躍り出てしまった。
スポ根ものとして熱いのはもちろん、甲斐甲斐しくお父さんを支えるレイチェルこと玲ちゃんが史上最高に可愛い。
そんなわけでここ数日サムライのことしか考えられない状況が続いてます。
拙者学校で嫌なことがあっても父親の前では気丈に振る舞うしっかり者だけど寂しがり屋の女の子大好きザムライ…
— しあ (@123sheer) 2020年11月12日
そんな心を満たすため、黒澤明監督作品『七人の侍』を数年ぶりにレンタルしてきました。玲、父さんと一緒に見ような。
世界でもっとも有名なサムライ映画と言っても過言でない本作は、あの『アイリッシュマン』とほぼ同じ3時間半という長尺でありながらまったく飽きさせないからスゴい。
『バグズ・ライフ』や『Wake Up, Girls!』など世界的に有名な多くの映画が本作の影響を受けていると言われています。
タイトルだけは誰でも知ってる映画だけど、長い上にモノクロということで、意外に見たことがないという人もいそう。
戦国時代、野武士(盗賊に落ちぶれた武士)の略奪に苦しむ村の百姓たちが、村を守るために侍を雇って対抗しようとする、というのがざっくりしたあらすじ。
ストーリーは大きく前半と後半に分かれており、前半は街へやってきた百姓たちが村のために戦ってくれる侍たちを苦労しながら集める話、後半では集まった七人の侍たちが協力して略奪者と戦う話、という構成になっています。
前半パートの個性的な仲間が徐々に集まっていく展開はワクワクするし、後半パートの村の地形を利用した戦略を立てたり村人を訓練したりして敵を迎え撃つ展開も盛り上がって楽しい。
脚本や演技などの素晴らしさについては今さら語るのも野暮ですが、やっぱりキャラクターが良い。
そこで本作に登場するサムライ七人を紹介します。
島田勘兵衛
侍たちを束ねるリーダーである島田官兵衛は謙虚ながら優れた軍師であり、敵を誘い込む巧妙な戦略で40騎の野武士たちを相手取ります。
はじめは協力を渋るものの、百姓たちの窮状を知ると「アイドル、やらせてください!」とばかりに立ち上がり、その人徳で仲間たちを集めていきます。
岡本勝四郎
おかえりなさいませ、ご主人様! あなたのハートをハッキングっ! みゅーのウイルスが激烈蔓延中だぁーっ! ツインテ担当ヘタレ天使! Wake Up, Girls!のみゅーこと、岡本未夕でーーすっ!!!!
勝四郎はみゅーちゃんと同じようにヘタレな青二才ですが、勘兵衛に憧れて弟子入りを志願します。実戦経験もなく、未熟ゆえに様々な過ちを犯しますが、皆の役に立とうと奮闘します。
片山五郎兵衛
街でたまたま出会った五郎兵衛は腕利きの侍であり、戦では勘兵衛の右腕として活躍します。
名誉も金も手に入らない、報酬は腹いっぱいのうんめぇにゃ〜な米だけという割りに合わない仕事にもかかわらず、勘兵衛の人柄に惚れ込み加勢してくれるナイスガイ。
七郎次
WUGを見始めた頃はまゆしぃとなかなか区別が付かなかったよっぴーこと佳乃ちゃんですが、勘兵衛の昔からの戦友・七郎次も初見では五郎兵衛や平八となかなか見分けが付きません。
ちなみに見分け方としては前髪パッツンなのがよっぴー、ハゲてるけどやけに凛々しい顔してるのが七郎次です。
林田平八
武士としての腕は中の下だけど明るい性格でムードメーカーの役割を果たす平八。野武士たちとの対決に備えて作った旗は、この映画のトレードマークとなります。
仙台帰ったとき熊谷屋の前を通るたびに藍里ちゃんの等身大ボードが所在無げに立ってるのが見えて可愛い。
久蔵
ひたすらに剣の腕を磨くことだけを追求する凄腕の剣豪・久蔵は、チームの中でも最強の戦士です。
宝塚に憧れアイドル活動を通過点としか考えていなかったななみんのようにプライドの高い男かと思いきや、百姓のために戦いに加わり、戦では目覚ましい活躍を見せてくれます。
菊千代
三船敏郎演じる菊千代は、他の六人全員を食うぐらい圧倒的な存在感を見せます。
粗暴で酒飲みの菊千代は侍を名乗っているただのチンピラで、誘われてもいないのに勝手に付いてきてしまいます。
その奔放な性格に侍たちは手を焼かされますが、その一方で辛い過去を背負った情に厚い男であり、一番人間臭くて魅力的なキャラクターです。「実はメンバーの中で一番情に厚い」かやたんと重なるところがありますね。
勘兵衛や菊千代ももちろん良いんだけど、ぼくが七人のなかで一番好きなのはやっぱり久蔵。
強さを追求し続けるストイックな剣客っていうところがオタク心をくすぐる。
敵の潜む山に単身突撃して火縄銃奪って帰ってくるのめちゃめちゃカッコいい。
ちなみにWUGで一番好きなのはもちろんアイリちゃんです。
ところで本作は世界的にも名高い映画ですが、1960年にはアメリカでもリメイクが作られています。邦題は『荒野の七人』。
侍の代わりにガンマンが主役となり、野武士の代わりにメキシコの盗賊団と対決するという設定になっています。
尺がずっと短いということもあって、本家にあったキャラクターの個性やストーリーの重みなどは薄まっていますが、面白いポイントはしっかり抑えている。
テーマ曲が西部一カッコいいことでも有名。
そして2016年にはリメイクのそのまたリメイクとして『マグニフィセント・セブン』が公開されました。
主人公に個人的な動機があるなど本家にあったテーマ性は完全に失われてしまっていますが、キャラクターが個性派揃いでアクション映画としては文句なしに楽しい。
イーサン・ホーク演じるスナイパーとイ・ビョンホン演じるナイフ使いがお気に入り。
さらに2017年にはアニメ版も製作されました。
久々にブヒリティアのアーカイブに接続したくなってきた。
ついでに七人の侍ファンにぜひ見てもらいたいのが『マンダロリアン』第4話。
とある星の小さな村が舞台のこのエピソードは、侵略者から村を守るために村人たちがマンダロリアンを用心棒として雇うというまさに七人の侍そのままの内容。
本編ではあっけなく倒されちゃうAT-STウォーカーが、フォースやライトセイバーを持たない人々にとってはどれほど脅威なのかというのがよくわかる面白い回でした。
七人の侍ひとつ見ておくだけでいろんな作品がさらに楽しめるようになるので2度オイシイ。
というわけで体操ザムライと合わせて観てね!と、玲ちゃんも申しております。
#体操ザムライ 第6話「親子ザムライ」明日放送です。玲ちゃんも「観てね!」と、申しております。是非ご覧ください! pic.twitter.com/ZXxH61Ic4W
— 崔ふみひで (@saifumi_) 2020年11月13日
玲ちゃんにお願いされたら男が出るアニメでも見ちゃう
◯
玲ちゃんは映画好きで映画に影響された発言とかもよくするんだけど、この設定が安易なパロディに終始するんじゃなく、ちゃんと演出としてストーリーに根差してるのがめちゃくちゃ良い。
特に第6話を見て、お父さんが多忙で家にいない寂しさを紛らわすために映画見るようになったんだろうなあみたいな背景も透けて見えてきて泣ける。
これから理想の女の子のタイプ聞かれたら家でゴーストバスターズ観てる9歳の女の子って答えることにした。
!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/NYp53KmJoW
— しあ (@123sheer) 2020年11月15日
(おわり)