たかが冬アニメの終わり

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引用元:https://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/

 

終末なにしてますか?忙しいですか?春アニメがもう始まってるって本当ですか? 

 

クールの終わりは寂しいけど新しいアニメが始まるとすぐに生き生きしはじめるのが萌豚の長所。

 

その一方で新作映画のほうは当分見られそうにないので、代わりに最近TSUTAYAで借りてきた映画を紹介します。

 

 

 

ガーンジー島の読書会の秘密』

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あらすじ

終戦直後の1946年。作家のジュリエットは、ある一冊の本をきっかけにガーンジー島の「読書会」のメンバーと手紙を交わすようになる。彼らの活動に興味を持ったジュリエットは取材のために島を訪れるが、読書会の面々がなにかを隠していることに気付く。

 

ダウントン・アビー』のキャストが多数出演しているということでずっと見たいと思ってた作品。

好きな役者が見られればいいやってぐらいの気持ちだったんだけど、内容も良かった。

第二次大戦の陰が色濃く残るガーンジー島で、ジュリエットが読書会の面々と少しずつ心を通わせ、その過去に迫っていく様子に自然と惹き込まれていく。

映像も世界観もすべてが上品で暖かい雰囲気の作品で、見終わったあとに「良い映画を見たなあ」という気分になった。

読書がテーマの作品なだけあって、見てると本が読みたくなる。最近ちょうど『ジェーン・エア』や『エマ』を見たばっかりだったから、オースティンやブロンテの作品について討論してるシーンは興味深かった。ぼくもアサシンズプライドの読書会とかやりたい。

ストーリー  ☆☆☆☆★

キャラクター ☆☆☆☆☆

おすすめ度  ☆☆☆☆★

 

『THE GUILTY/ギルティ』

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あらすじ

警察の緊急通報司令室のオペレーターとして働くアスガーのもとに、一本の通報が入る。それは、今まさに誘拐されているという女性からの通報だった。彼女の居場所を突き止める手がかりは、電話口での会話のみ。音だけを頼りに、女性を救い出すことはできるのか。

 

デンマーク発のサスペンス映画。いわゆるワン・シチュエーションもので、物語は最初から最後まで司令室の中だけで進行していく。

ぼくはこういう低予算を逆手にとったアイディア作品が大好きなんだけど、本作も期待に違わぬ面白さで、85分間ハラハラしっぱなしだった。

主人公と同じく視聴者も電話先の様子は音でしか知ることができず、同じ緊張感やスリルを共有することができる。外の様子はいっさい描かれないのにもかかわらず、光景をありありと想像させられるからすごい。

フォーン・ブース』とか『リミット』みたいな作品が好きな人にはぜひ見てほしい。

ついでに帰宅部活動記録第6話「ギルティ・ジャッジ」も見て。

ストーリー  ☆☆☆☆★

キャラクター ☆☆☆★★

おすすめ度  ☆☆☆☆★

 

『ドリーム』

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あらすじ

アメリカとソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた時代。NASAの計算グループで働いていた黒人女性キャサリンは、その天才的な頭脳を買われて特別研究本部に配属される。ところがそこで待ち受けていたのは、白人男性ばかりの差別的な労働環境だった。

 

実在の数学者キャサリン・ジョンソンの知られざる功績を描いた伝記映画。

恋する小惑星を見てたらまた見返したくなって借りてきた。舞が出てこないのにもかかわらず何回見てもめちゃめちゃ面白い。

本作の魅力は何と言ってもエネルギッシュでパワフルなキャラクターたち。人種差別という深刻なテーマを扱っているのにもかかわらず、けっして湿っぽくなりすぎることなく、つねに前向きに進んでいくので見ていて気持ちいい。

無自覚な差別意識がいかに根深く社会にはびこっているかという事実を考えさせられると共に、主役であるキャサリン・メアリー・ドロシーそれぞれがそんな逆境を跳ね返していく姿に勇気付けられる。

こういう隠された努力によって月面着陸や今日の宇宙探査が実現したりみらとあおが小惑星を探したりできるのかと思うとなんとも感慨深い。

Hidden Figuresっていう原題がまた良いんですよね。 

ストーリー  ☆☆☆☆☆

キャラクター ☆☆☆☆☆

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

 

たかが世界の終わり

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あらすじ

長らく顔を合わせていなかった家族に会うため、12年ぶりに帰郷した劇作家のルイ。その目的はただひとつ、自らの死を告げることだった。

 

はじめてのグザヴィエ・ドラン作品。

主人公が家族に死を告げにいくという、本当にただそれだけの話。

大きな出来事はなんにも起こらないしストーリーにもほとんど起伏がないんだけど、演出がすごく独特で印象的だった。

シリアスっぽい雰囲気なのにいきなり陽気な音楽が流れはじめたり、なんでもない場面なのに突然音が消えてスリラーっぽい雰囲気になったりと、とにかく感情を揺さぶられる。

キャストもみんな存在感があって惹きこまれた。戯曲が原作ということもあってほぼすべて会話劇なんだけど、それを飽きさせないのはやっぱり役者たちの力が大きいと思う。

モノトーンで動きの少ない作品なのでかなり好みは分かれると思うけど、たまにはこういう作品も面白いなと思った。

あとレア・セドゥ演じるシュザンヌちゃんがお兄ちゃん大好き妹で良かった。

ストーリー  ☆☆☆★★

キャラクター ☆☆☆☆★

おすすめ度  ☆☆☆★★

 

春アニメの注目作品

かくしごと

前から読みたいと思ってて漫画買おうとしてたんだけどアニメ化すると聞いて「じゃあアニメで見ればいいか」ってなってたやつ。

絶望先生で一番好きな女の子はもちろん加賀愛ちゃんです。

 

八男って、それはないでしょう!

どんな話か知らんけど八人兄弟のほかに差別されてる落とし子のジョン・スノウとかがいたりしてほしい。

 

転生したら悪役令嬢だった件的なやつ

なろう小説は女性主人公のほうが面白いの法則を俺は信じる。

 

かぐや様は告らせたい

伊井野ミコちゃんのザコ可愛いところさえ見られれば他にはなにも要らない。

 

やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔してるのはお前だけかよ

由比ヶ浜結衣ちゃん一本で行くぞという気持ちと一色いろはちゃんに騙されたいという気持ちが常にせめぎあっている。

 

 

例によって今期アニメ全然調べてないのであとはツイッターでキャプチャ画像を見ながら小町的にポイント高そうなのを見ていきたいと思います。

 

地縛少年花子くん途中まで原作買う気満々だったのにミツバが嫌いすぎて買うべきか迷ってきた。寧々ちゃんがあの野郎と会話してるところ本当に見たくない。

 

(おわり)