雨ですね。
頭痛持ちなので悪天候が続くとしんどい。
この週末はウディ・アレンの『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を見ました。
雨のニューヨークが舞台のおしゃれな映画。
ちっちゃい映画館で見たんだけど空いてたし天気もちょうど雨模様だったのでイイ感じの雰囲気だった。
映画を見るときはその場の空気感も大事ですよね。
それはさておき、夏アニメどんどん始まってます。
アニメはスタートダッシュが肝心!この夏でライバルたちに差をつけろ!(進研ゼミ)
まずはなんと言っても必須科目の魔王学院の不適合者。
ミーシャちゃんだけでも最強なのにサーシャちゃんまで加わってブヒ効果が1.5倍!?
惜しいな、2倍だ。
それから放課後ていぼう日誌、超良い。
前期に履修漏れしてたのがめちゃめちゃ悔しい。
ド級編隊エグゼロス、じつはこの手の直球お色気アニメは苦手科目。
でも天空寺宙ちゃんのために俺はまだ頑張れる。
Lapis Re:LiGHTs、アニメの女の子の数は多ければ多いほどいい。
ソシャゲアニメは最初は楽しく見てるんだけど途中からいつの間にか見なくなってるパターンが非常に多いのでやや心配。
Re:ゼロから始める異世界生活、一期はかなりハマってたのでけっこう楽しみ。
前期の内容もなんとなく覚えてる。これはすごいことですよ。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている、会話が1ミリも理解できない。
ラノベの妹ヒロインは進化の過程でアイリ・アーカディアちゃん系統と比企谷小町ちゃん系統に分岐したらしいね。
彼女、お借りします。、女の子だけは可愛い。
大学が舞台の作品になると主人公がいつ盆踊りをしながら光の中に消えていくのかハラハラしてしまう。
宇崎ちゃんは遊びたい!、最近よくある女の子に振り回されるジャンルのアニメですね。
まあ銀髪にはちがいないけどぼくはこういうタイプのヒロインは正直あんまり
あ!!!
これはボーン・レガシー!!
わかりづらいですがこの直前のシーンをよく見るとポスターにちゃんとレイチェル・ワイズ、ジョアン・アレン、アルバート・フィニーって書いてありますね。
というわけで今回は正式に2020年夏アニメとして仲間入りを果たしたジェイソン・ボーンシリーズを紹介します。
ボーンシリーズとは?
ボーンシリーズは、マット・デイモン演じるジェイソン・ボーンの戦いを描く大人気スパイアクション映画シリーズです。
マルセイユ沖で漁船に救助された記憶喪失の男、ジェイソン・ボーン。
彼は記憶が無いのにもかかわらず、なぜか見ただけで他人の体重や武装がわかったり、警官や警備員を素手で簡単に制圧できたり、漁船に積んであるロープを陽渚ちゃんさながらの器用さで自由自在に結ぶことができたりします。
さらに彼の命を狙って、次々に謎の刺客たちが現れます。
彼はいったい何者なのか?そしてなぜ記憶は失われてしまったのか?まさかこれも暴食の大罪司教の仕業なのか?
謎に包まれた過去を解き明かすため、ボーンが巨大な陰謀に立ち向かっていく物語です。
リアルさを追求したアクションシーンがとにかくめちゃめちゃカッコいい。ジェームズ・ボンドみたいなビックリドッキリメカの代わりに雑誌やボールペン、空き瓶といった身の回りのものを使う地に足の着いた戦闘が面白い。
シリーズは『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメタム』の三部作。
その後スピンオフ作品の『ボーン・レガシー』が製作され、2016年には9年ぶりの新作『ジェイソン・ボーン』が公開されました。
ボーン・アイデンティティー
2002年に公開された第1作目。監督はダグ・リーマン。
これまでのスパイアクション映画とは一線を画するハードボイルドな世界観と硬派なアクションで話題を集めました。
この頃のボーンは人間味があって見返してみると新鮮。主人公と一緒に旅をするヒロインのマリーのキャラもけっこう良い。
マリーに「どうせ私のことも忘れちゃうんでしょ?」って言われたときの「忘れっこないだろ。きみしか知らないのに」 って返しが好き。
ボーン・スプレマシー
2004年公開。監督はポール・グリーングラス。
演出やアクションが前作よりもさらに洗練されており超スタイリッシュ。この時点でシリーズのスタイルが完成している。個人的にはシリーズで一番好きな作品。
ボーンシリーズはもともとカット割りが非常に多い映画なんだけど、とくにグリーングラス作品はハンディカメラで手ブレ感を演出してるので目がめちゃめちゃ疲れる。
あとボーンを追跡するCIA捜査官パメラ・ランディが良いキャラしてて大好き。
エンディングへの入り方はぼくが今まで見たすべての映画のなかで一番カッコいいと思ってる。
ボーン・アルティメイタム
2007年公開。三部作の完結編。監督はポール・グリーングラスが続投。
前作のスピード感あるスリリングな展開はそのまま、アクションの派手さはパワーアップしている。
間違いなく面白いんだけど、『スプレマシー』の演出を踏襲したシーンが多いため見終わった後の新鮮味がどうしても薄れてしまう部分はある。
でもラストシーンは前作に負けず劣らずカッコいい。
ボーン・レガシー
2012年に公開されたスピンオフ作品。監督はこれまでのシリーズで脚本を手がけていたトニー・ギルロイ。
三部作でボーンを演じていたマット・デイモンは今作には出演せず、代わりにジェレミー・レナー演じる新たなエージェント、アーロン・クロスが主役となる。
個人的には嫌いじゃないけど、三部作と比べるとあまり評価は高くない。
大味な展開や丸投げの伏線が多く、アクションにも個性が無いのがその原因。
でもジェイソンとは真逆の人間味あふれるアーロンのキャラは好きだし、暗躍するエドワード・ノートンとかも見られるので全然悪くない映画だと思う。
ジェレミー・レナー秘密組織のエージェントやりすぎ問題 pic.twitter.com/qcPTrdQ5XV
— しあ (@123sheer) 2018年7月27日
ジェイソン・ボーン
2016年に公開された完全新作。グリーングラス監督がカムバックしたことで、マット・デイモンも復帰。
トミー・リー・ジョーンズやアリシア・ヴィキャンデルなど豪華なキャストを取り揃えているんだけど、二番煎じな演出が多く、完全にこれまでの焼き直しになってしまっているのがもったいない。
ただ、これまでのシリーズでは語られなかったボーンの過去に触れるシーンもあり、アクション映画としては十分に楽しめる出来栄えだと思う。
終盤のラスベガスのカーチェイスはこれまでになかった派手さがあって面白い。
余談だけど以前ラスベガス旅行に行ったときにツアーガイドの人がこの映画の話をしてくれて、それによるとボーンが走行していた道は実際にはかなり短い距離らしく、現地の人が見るとちょっと違和感を感じるシーンらしい。たしかに見返してみるとずいぶん長く走ってる割に背景がなかなか変わってない気はする。
ちなみにこのときボーンが突っ込んだリヴィエラ・ホテルはぼくが行ったときはすでに 解体されてました。
ジェイソン・ボーン最新作、スノーデンの名前が出てきたりCIAがSNSを利用して相手を監視してたり現代の世相を色々取り入れようとしてるんだなあってのが伝わってきた
— しあ (@123sheer) 2016年10月10日
暗殺者の矜持
ボーンシリーズの魅力のひとつは、ボーンを狙って次々に襲いかかってくる凄腕の暗殺者たち。
個性あふれる暗殺者たちをぼくのお気に入りの順番で紹介します。
9位 LARX-3(ボーン・レガシー)
アメリカ政府の極秘作戦ラークス計画によって生み出されたエージェント。パッと見ちょっと渡辺謙に見える。
生体実験により感情を完全に排除されており、設定的には暗殺者の中でも最強のはずなんだけど、出番が短い上に一般人にバイク蹴飛ばされてコケたりあんまり強そうに見えないところが残念。
8位 マンハイム(ボーン・アイデンティティー)
CIAが主導するトレッドストーン作戦の工作員。ハンブルクに潜伏しており、表向きの職業は一般企業のサラリーマン。
ボーンとは直接対峙しないため実力のほどは不明だが、渋い仕事人の雰囲気がかっこいい。
7位 パズ(ボーン・アルティメイタム)
トレッドストーンの改良版であるブラックブライアー作戦の工作員。
高い狙撃能力やドライビング技術を持つ冷酷な暗殺者の面を持つ一方で、ボーンの言葉に動揺して銃を下ろすなど人間味を垣間見せるところが魅力。もうひとりのボーンになりうる逸材。
6位 カステル(ボーン・アイデンティティー)
ローマに潜伏しているトレッドストーンの工作員。自分の過去を探るためパリの自宅へ戻ってきたボーンを襲撃する。
劇中で一番はじめにボーンと対決することになる暗殺者。
隠密行動が基本の暗殺者たちのなかで、窓を突き破ってド派手な登場をかましたり口を割られそうになったら迷わず道路にダイブにするなど、観客を盛り上げることを忘れない生粋のエンターテイナー精神が高得点につながった。
5位 デッシュ(ボーン・アルティメイタム)
ニッキーの用意した偽の指令に騙されちゃうなど一見ぼんやりした奴に見えるけど、いざ戦闘が始まるとバイク爆弾でボーンにいっぱい食わせたりキレキレのパルクールで追いかけてきたりとかなりの強敵なところがいい。
4位 アセット(ジェイソン・ボーン)
CIAの新プロジェクト・アイアンハンド作戦のために動員された工作員。かつてはブラックブライアー作戦にも従事していた。
ボーンに個人的な恨みを持ち、執拗にその命を付け狙う。
これまでの敵があくまで任務としてボーンを襲撃してきたのに対して、はじめて明確な敵意を向けてくる相手なので今までとは違った感情的な戦いを見られるのが面白い。
ちなみに劇中で呼ばれてるAssetという名前は「工作員」を意味する用語なのでコードネームですらない。かわいそう。
3位 ジャーダ(ボーン・スプレマシー)
トレッドストーン作戦の最後の生き残り。マンハイムと間違われがちだけど別人。
機械のように無感情な他の工作員たちと違って、ボーンの訪問に対しても余裕を見せ、達観したような態度で応じる。
これまでいろんなバックボーンがあったんだろうなと思わせるキャラクター性に興味を惹かれる。出番が少ないので人となりはよくわからないままだったけど、もっと見たいと思わせられるキャラだった。
2位 キリル(ボーン・スプレマシー)
ロシアの石油王グレツコフの命令で動く腕利きの殺し屋。かっこいい。
素性は不明だが、劇中でシークレット・サービスと名乗るシーンがあるのでロシア政府のエージェントと思われる。(偽称の可能性もある)
マリーを狙撃したりボーンにも銃弾を食らわせるなど劇中でもっともボーンを追い詰めた相手。
その一方でボーンの死体を確認してないのに自信満々で死亡報告しちゃったり街中で銃をぶっ放して現地警察に拘束されちゃったりといったちょっと天然な一面もある。かわいい。
1位 プロフェッサー(ボーン・アイデンティティー)
”まだ頭痛はするか?”
バルセロナに潜伏しているトレッドストーンの工作員。 寡黙でナイスミドルなビジュアルとでかいアサルトライフルを構える姿が超かっこいい。表向きの職業がピアノの家庭教師っていうのもナイス。
彼の最後の言葉である"Look at this. Look at what they made you give."(これを見ろ。奴らがお前に何をしたかを)というセリフがこの映画の暗殺者たち全員の悲哀を代弁しているようで切ない。
ちなみに『アルティメイタム』の終盤でボーンがパズに向かって言うのも同じセリフなのが良い。
今なら『アイデンティティー』〜『レガシー』はNetflixで、『ジェイソン・ボーン』はプライムビデオでそれぞれ見放題です。
それからこの映画を語る上で絶対に欠かせないのがテーマ曲のExtreme Ways。
とりあえずラストシーンでこの曲流すだけで傑作になっちゃうのズルい。
もうアニメの最終回とかも全部これ流しておけばいいんじゃないかと思う。
劇伴も全部カッコいいので音楽にもぜひ注目してもらいたいです。
ジェイソン・ボーンのサントラ聴きながら歩いてるとつい背後を気にしたり監視カメラの位置を確認したりしちゃう
— しあ (@123sheer) 2018年12月2日
あとリュックを左肩に引っ掛けたりもしちゃう
◯
ヒロインが主人公の優位に立ってくるアニメはそんなに好みじゃないんだけど(アニメの女の子は不当に迫害されてるときが一番輝くので)、まあ仙台駅前が出てくるアニメは名作になりがちだから一応次の話も見ておいてやるか。
こんばんWUG~(死語) pic.twitter.com/7bH5XffJF3
— しあ (@123sheer) 2016年5月5日
▲フォロワーの人たちに怒られたツイート
ジョジョリオンの設定ってジェイソン・ボーン意識してそうだよね。
(おわり)